主に感謝!カパティラン フェスタ開催しました!
  

 横手仁美  カパティラン運営委員

こんにちは、カパティラン運営委員の横手仁美です。今年の1月に運営委員に就任したと同時に早々にフェスタの担当になり、以降フェスタ実行委員長の笹森田鶴司祭と一緒に夢中になってフェスタの準備にあたってきました。そして、皆様のご参加とご支援、多くの協賛を賜り、5月22日にカパティラン・フェスタが開催されました。主は祈りに答えて当日すばらしい天気を与えてくださり、大勢の参加者と子供達の笑い声に包まれて、沢山の恵みのうちにイベントは終了しました。ご協力くださった皆様に御礼申し上げます。そして主に感謝!
今年で2年目になるフェスタは去年の初回内容をレビューし、改善できるところは改善し、残すべき良いところは残していきました。昨年と違った最大点は今年は収益目標を100万円として設定したところです。寄付や協賛を集めることや福引の前売りは容易ではなく、想定どおりに事が進まない面もありましたが、目標を見据えて動くことは大変有益でした。準備資金は基本的にゼロという設定で、事務局や運営委員会そして支援者の皆様がご理解・ご協力くださり、その結果、売り上げは100万円を超え、純利益は90万円となりました。聖公会の東京教区の多数の教会からのご支援やボランティアのご協力も貴重でしたし、聖アンデレ教会とホールを使わせていただけたことは大きな恵みでした。またフィリピン大使館からのご支援もいただき、総領事が当日お見えくださりスピーチを賜ったほか、福引をひいてくださいました。
 振り返ってみるとフェスタは単なるイベントではなく、多数の方にいろいろな場を提供していることに気がつきました。カパティランが支援している在日フィリピン人とその家族との交流の場、神にある兄弟姉妹との交わりの場、資金集めや商いの場、大勢のひとびとと飲食を共にする場、フィリピン文化や食べ物に触れ合う場、子供達がゲームなどを楽しむ場、などです。私個人にとっては成長と学びの場でもありました。複合的に多くのニーズを満たし同時に楽しめる場というのはそう見つからないのではと思いますが、その意味でカパティラン・フェスタはユニークで貴重です。今回フェスタの担当をすることが出来たことを嬉しく思います。また、私は東京ユニオンチャーチの会員ですが、今回のフェスタを通じて聖公会の東京教区のつながりや聖公会の家族的なネットワークを素晴らしいと思いましたし、同時にうらやましいと思いました。聖公会には単一教会にはない強みがあります。益々この強みが主の御国のために用いられることを期待しています。
最後にカパティランにつながっているすべての人や団体が沢山の恵みと祝福を得ますようにと祈り願ってやみません。今後ともカパティランの活動への支援をよろしくお願いいたします。
 

報告: タラカヤン2010

ここ数ヶ月の間に、タラカヤンというグループディスカッションを2回カパティランで行いました。この活動を継続できれば、私たちのカウンセリングをある意味で補足できると思います。また、タラカヤンでは、その参加者(そのほとんどがクライアントですが)は、相手を受け入れることで自分達の努力が強められ報われるということを体験しますから、タラカヤンを通じて、人々を信じて人々と交わる事の大切さを参加者に再認識してほしいとも思います。
タラカヤンでの経験を通して、参加者一人一人が、自分の困難な状況を理解する鍵は、人に認められ理解されることであると再認識する事が出来ます。自分の考えや感情を言葉で表し、新たに自制心と自信を持つ事により、責任ある行動を取って自分の目標に向かって進む事が出来るのです。
タラカヤンでは、人と協力しながらともに考える事が重要です。これを互いに尊重しあう共同思考と呼びます。この共同思考を持つとどうなるのでしょう? 意見を交換し、異なる経験やそれぞれの考え方を持ち寄ることができるのです。自分ひとりだけでは、捜し求める答えを見出す勇気や力を持てないかもしれません。でも、共同思考によって、グループとしてお互いを励まし合い、以前には見たくないと思っていたことに目を向けようと心を強く持つ事が出来ます。
タラカヤンはどのように行われたのでしょう? タラカヤンは打ち解けた雰囲気を保ちつつある形式に沿って行われました。そうでなければ、ディスカッションはただの雑談やおしゃべりになってしまうのです。ディスカッションは参加者の自発性を尊重し、自由に自分を表現し、最大限にお互いコミュニケーションをとるという形で行われました。これを行うには、参加者を少数にとどめる事が重要です。各グループの人数は6人から8人までに限定します。
グループの全員に話をしてもらうのは難しかったので、最大限にコミュニケーションが取れるあるいは最大限にお互いにかかわる事ができるために、言葉が重要でした。最初のタラカヤンのテーマは、「ともに祝う年中行事 -日本とフィリピンの共通点-」で、参加者全員に共通する3つの言語-日本語、フィリピノ語、英語-で行われました。2回目のタラカヤンは、数回のシリーズを予定している子育て問題の第1回で、エリクソンによる人の社会的・感情的成長の8段階に焦点を当ててディスカッションしました。ここでのディスカッションの大半は、参加者と発題者の母国語であるフィリピノ語で行われました。フィリピノ語での話しに切り替えると、参加者はより安心しました。静かで大変内気に見えたお母さんそれぞれが、フィリピノ語で話すことにしたとたん、とても積極的に物怖じせず自分の考えや経験を話すようになったのは驚きでした。テーマについての活発なディスカッションが行われ、参加したお母さん方は、参加してよかった、またタラカヤンで皆さんに会いたい、と次回への強い関心を示されていました。
客観的事実を提供し、また参加者の質問や心配に対する答えや情報を提供できる発題者の参加がタカラヤンに必要な場合があります。その点についてよくご存知の発題者二人が、快くご協力くださったことと、必要があればまた来てくださるとお約束いただいたことを大変感謝いたします。(カパティランスタッフ)
 

フィリピン大使館職員とNGOネットワークのカウンセラー及びケースワーカーとのミーティングについての報告

去る2010年6月18日、関東地区の各NGOで働くカウンセラー及びケースワーカーが、フィリピン大使館総領事及びフィリピン大使館国民支援課職員2名とミーティングを持ちました。このミーティングはカパティラン主催で行われました。このミーティングの目的は、大使館との協力関係を強めるためのものです。ミーティングは祈りとともに始まり、その次に参加者の紹介がありました。
 以下の内容について簡単に背景説明し話し合いました。
1. 離婚―手続き及び必要書類とその提出
2. 出産報告とDNAテスト
3. 日本人とフィリピン人の間に生まれた
子供達
4. シェルターハウス
5. コミュニケーション/ホットライン
6. 大使館関連事項及び連絡事項
7. 人身売買
ミーティングのほとんどの時間を、離婚について話し合いました。離婚に関係しそこから影響を受ける人々が、(フィリピンまたは日本の)いずれかの国に属し国籍を所有しているため、離婚手続き及び必要書類とその提出が複雑で問題をはらんでいます。問題となるのは、日本に住む全てのフィリピン人に適用されるフィリピンの法律です。フィリピン国内では離婚に関する法律がないため、フィリピン人のクライアントとカウンセラー/ケースワーカーがその離婚ケースを扱う時の書類作成作業がいかに難しいかが想像できます。政府の政策と手続きについて定期的に更新する事の必要性を双方が認識しました。このニーズに答えるべく、定期的に参加者と連絡を取り合うことと、特に大使館の支援が必要な緊急ケースのためにホットラインを開設することを大使館職員が約束してくれました。臨時のシェルターハウスについては、参加者が、危機的な状況にある人々が助けを求めてきた時に直面する困難な状況と問題を話し合いました。これはさらに調査が必要な議題です。この問題の可能な解決方法を探るため、参加者は調査に必要な情報収集に協力することを約束しました。
 フィリピンで育ち、自分の実親あるいは養親によって日本に連れてこられた、日本人とフィリピン人の間に生まれた子供達(JFC)についても集中して長い時間話し合いが行われました。皆が気にかけているのは、これらの子供達の大半が、しっかりした支援体制のない中成長しているので、日本で彼らの生活に何が起こっているのかということです。JFCに関わる問題の中には次のようなものがあります。家族関係、教育、言葉、学校環境、友人関係とアイデンティティの問題、カルチャーショック、リプロダクティブ・ヘルス問題(性と生殖に関する問題)、社会環境と経済問題、期待が満たされない事、身体的性的虐待。これらは子供達にとって大変深刻な問題です。これらの問題が爆発的に広がっており近い将来事件となる(またはすでに事件が報告されている)ことを認識し、参加者グループは、これらの問題をもっと話し合い、共通認識を持ちJFCの困難な問題に効果的に対処する最もよい方法を考えるために、フォローアップミーティングを持つ事を決めました。今回のミーティングで出された提案は、リプロダクティブ・ヘルス問題について調査を行い、ワークショップとグループディスカッションに使える基準を作る事でした。JFCの問題についてのフォローアップミーティングで、参加者グループがこの状況の共通認識に立ち、子供達に提供できる可能なサービスが何かを特定する事が望まれます。(カパティランスタッフ)
 

報告: ワンコイン・キャンペーン大使の会

景山恭子 カパティラン運営委員

7月2日、金曜日の夕方、カパティランオフィスにワンコインキャンペーンの大使をお迎えして、ささやかな感謝の集いが開かれました。この「大使」たちは各教会で、カパティランの活動を支えるために1日、1個のコインを捧げてくださっている方々のまとめ役としてご奉仕してくださっている方々です。お忙しい時間を調整して、4名の大使が集まってくださいました。カウンセラーのクリスティーナさんが心をこめて作ってくださったフィリピンのデザート、ギナタンに舌鼓を打ちながら、運営委員たちも大使たちの日頃のご協力に感謝の意を表すことができ、祝福された夕べとなりました。カパティランの日々の活動をプログラム・ディレクターの守戸エイプリルさんはじめ、スタッフたちから直接聞いていただくことで、大使の方々もワンコインのお捧げがどれほど貴重な支えであるかをさらに理解してくださったご様子でした。ワンコインとは100円硬貨とは限らないこと、10円硬貨でも、500円硬貨でも大歓迎です。教会によっては月の担当を決めてくださり、12ヶ月を12名で受け持ってくださっているところもあると伺いました。東京教区のすべての教会が、それぞれの形でこのキャンペーンに参加してくださることを運営委員、スタッフ一同心から願っています。すでにキャンペーンにご参加くださっている支援者のみなさま、ありがとうございます。そして今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
■電話相談件数・相談内容 Top 3
<4月> 106件
(1) ドメスティック・バイオレンス………31件
(2) 結婚に関する問題 ……………… 12件
(3) 在留資格 ………………………… 19件
<5月>  122 件
(1) ドメスティック・バイオレンス…………58 件
(2) 結婚に関する問題………………… 7件
(3) 離婚問題…………………………… 5件
■ケースワーク件数/ 面談件数
<4月> 
ケースワーク 11 / 面談  8
<5月>
ケースワーク 12  / 面談  2