​​KAPATIRAN

外国にルーツをもつ若者たちは、国籍、在留資格、言葉、親との関係、経済的困窮、教育、結婚などさまざまな問題を抱えています。その根源にあり、最も深刻なのはアイデンティティ・クライシスではないかと思います。「自分は何者なのか」「自分にはこの社会で生きていく価値があるのか」という疑問にぶつかり、自信を失い心理的な危機状況に陥ることが多い傾向にあります。決して性質や能力が劣っている訳ではありません。ただ、経験を通じた自信を築けていないのです。幼少期から学生時代にかけての親子関係や、友人関係の中で、心の交流、喜びや悲しみの分かち合いを十分に経験できていないことが問題の原因です。カパティランは、活動を通じて少しでも若者の心の分かち合いの場となれればと考えています。

 彼ら彼女らの居場所を作り、就学を支援し、自身のアイデンティティに自信をつけさせるためのカパティランの活動に、ご支援をよろしくお願いします。