ごはん会のメニューは毎回学生たちが決めています。今月は手巻き寿司を作りました。

予算が限られていたため、お刺身は一切れずつでしたが、ツナマヨ、納豆、カニカマ、卵焼きで楽しく食事をすることができました。

食事後、「でんでんむしのかなしみ」という絵本を理事が読み聞かせしてくれました。

でんでんむしは自分の殻にかなしみがいっぱい詰まっていることに気づき、お友達のでんでんむしのもとを渡り歩きます。

どのでんでんむしにも悲しみが詰まっていることを知り、もう嘆くのはやめよう。悲しみとともに生きていこう、と決意する物語です。

悲しみ、苦しみを抱えた学生たちはそんな時どうしているか聞いてみました。男子大学生は音楽を聴きながら筋トレ、女子は一様にして「泣く」という答えでした。

「2人だけで話したいことがある」 大学1年生が深刻な顔をしています。

一昨年のクリスマス、彼女が連れてきてくれた同じ学校のフィリピン人のお友達が先月、癌で亡くなったそうです。

月島聖公会のベランダで、大泣きする彼女を抱きしめながら一緒に泣きました。

アシュリー。薔薇の花が好きな、とてもきれいな女の子です。彼女が連れてきてくれなければ、決して交わることのなかった私たちが出会えたことを感謝しています。

皆様、どうかアシュリーと悲しみに打ちひしがれている全ての人の為にお祈りしてください。

悲しみとともに生きていくことができるように、私たちも命のつながりを、出会えた奇跡を大切にしていきます。